米決済大手ストライプ(Stripe)が買収したステーブルコイン決済プラットフォーム「Bridge(ブリッジ)」の責任者マイ・ルデュック氏がその急速な成長を語りました。
ストライプがステーブルコイン決済を導入したところ最初の1週間で70カ国から利用され現在は120カ国にまで拡大しているといいます。

グローバルな課題を解決するステーブルコイン
ルデュック氏はステーブルコインが持つ「速い」「安い」「グローバル」「プログラマブル」という特性が企業が直面する以下の課題を解決していると指摘しました。
- クロスボーダー送金
- 現地通貨での支払い
- トレジャリー業務の非効率さ
送金企業のRemitlyやECプラットフォームのShopifyなど多くの大手企業がステーブルコイン決済を導入しており国境を越えた金融サービスの需要が爆発的に拡大しています。
ストライプ自身も今年5月100カ国以上に対応するステーブルコインを活用した資金管理機能「Stablecoin Financial Accounts(ステーブルコイン金融口座)」を発表しました。
AI時代には「マイクロペイメント」が鍵
ルデュック氏は今後普及するAIエージェント型のEコマースとステーブルコインの関係にも言及しました。
多数のマイクロトランザクション(少額決済)が発生するようになればステーブルコインが効果的なツールとなると語っています。
その具体例として生成AI向けデータ整備で知られるScale AIの事例を紹介。
Scale AIはステーブルコインを使って世界中のデータラベラーに1件あたり数セントという少額の報酬を効率的に支払っているそうです。
ストライプはステーブルコイン決済に特化した独自ブロックチェーン「Tempo」を発表するなど従来の決済手段を揺るがす可能性のあるステーブルコインへの対応を積極的に進めています。
今後のステーブルコインをめぐる競争はますます激化していくでしょう。
今後もWEB3情報まとめブログでは最新情報を発信していきますのでぜひ他の記事もご覧ください!
