B Dash VenturesとHashedが共催した「BLS Tokyo 2025」でHashed CEOのサイモン・キム氏が日本のWeb3市場は「“眠れる獅子”のような潜在力を持っている」と語りました。
この潜在力はグローバル通貨である「円」と世界的な人気を誇る知的財産(IP)である「アニメ」から生まれると指摘しています。

円建てステーブルコインの潜在需要
キム氏は日本円建てのステーブルコインに大きな潜在需要があると述べました。
韓国ウォンが世界の基軸通貨ではない一方で日本円にははるかに多くの需要があるだろうと指摘。
ステーブルコインは単なる決済手段ではなく多くの新しいアプリケーションが生まれるインフラとして広がっていくと強調しました。
アニメとブロックチェーンの融合
キム氏は自身も大ファンだという日本のアニメコンテンツが海外でますます人気を集めていることに触れました。
しかしブロックチェーン技術と本格的に結びついた事例はまだほとんど存在しないと指摘。
今後アニメコンテンツとブロックチェーンを結びつければ大きな成長余地があると述べました。
キム氏はハリウッドの映画よりも日本のアニメIPの方が収益性が高い例として「鬼滅の刃」を挙げました。
しかし現状ではファンが長年の支持をデジタルで証明する仕組みがなくこのファンダムをブロックチェーンで包括的に捉えることで新しいプラットフォームを構築できると提案しています。

K-POPから学ぶトークンガバナンス
Hashedが投資するK-POPプロジェクト「tripleS」を例にブロックチェーンをファンに意識させない活用法を紹介しました。
グループの意思決定や楽曲選びをブロックチェーン上で行いそのデータが100%信頼できることを強調。
キム氏は日本のアニメ業界でも制作段階からファンが参加できる仕組みを作ることで作品への愛着を高めファンダムの需要を飛躍的に拡大できる可能性があると語りました。
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