ウォール街の証券会社バーンスタイン(Bernstein)はステーブルコイン発行会社サークル(Circle)の株式に「アウトパフォーム」の格付けを与え目標株価を230ドルに設定しました。
バーンスタインはサークルが発行するUSDコイン(USDC)の供給高が725億ドルに急増し2025年の予測を25%上回るペースで成長していると報告しています。

USDTに対するシェアも拡大
USDCの市場シェアは「極めて好調」だとバーンスタインのアナリストは述べています。
世界最大のステーブルコインであるUSDTに対する市場シェアも第2四半期に28%から30%に増加しました。
この急速な成長の背景にはステーブルコインが国際送金や暗号資産市場の主要な決済インフラとして活用されていることがあります。
特に分散型取引所(DEX)であるハイパーリキッドではUSDCが担保として広く使われています。
新しい競争相手と利下げの影響
ハイパーリキッドは独自のステーブルコインを立ち上げる計画を発表しサークルにとって新たな競争相手となる可能性があります。
しかしバーンスタインのアナリストはデリバティブ市場で十分な流動性を確保することは難しく新しいステーブルコインが大きなシェアを獲得するのは困難だと見ています。
またサークル社は利下げによる収益減少への懸念があるもののUSDCの供給拡大による利益がそれを上回るとバーンスタインは分析しています。
利下げはデジタル資産に対する投資家の意欲を高めUSDCや関連サービスへの需要をさらに刺激する可能性があるとも指摘されました。
今回のバーンスタインのレポートはサークル社の財務状況と将来性を高く評価しており今後のステーブルコイン市場におけるUSDCの動向に注目が集まります。
今後もWEB3情報まとめブログでは最新情報を発信していきますのでぜひ他の記事もご覧ください!
