ビットコイン(BTC)は9月26日11万ドル台をわずかに上回る水準で穏やかに反発しました。
特にイーサリアム(ETH)は3.8%上昇し再び4000ドルを回復するなどアルトコインがビットコインをアウトパフォームする動きを見せています。
この反発は新たに発表されたPCEインフレ率が市場の予測と一致した中で行われました。

PCEインフレ率は予測通り FRBの緩和サイクルへの期待と懸念
FRBが好む物価指標である個人消費支出(PCE)指数は8月に前年比2.7%の上昇となり予測と一致しました。
このデータは物価圧力が徐々に緩和されているというFRBの見方を補強するものです。
専門家はインフレが低下傾向にあればFRBの金融緩和サイクルへの期待からリスク資産が追い風を受ける可能性があると見ています。
一方で今後発表されるデータが予想外に上振れした場合短期的な利下げ期待が後退し市場に重しとなる可能性についても警告されています。
市場心理は「恐怖」の領域へ ショートスクイーズの可能性も
価格が穏やかに反発する一方で暗号資産の市場心理は依然として脆弱です。
広く注目されているセンチメント指標「恐怖と貪欲指数(Fear & Greed Index)」は28まで急落し4月中旬以来の最低水準となりトレーダー間の「恐怖」を示唆しています。
これは直近で約11億ドルに上るレバレッジをかけたロングポジションが清算されたことによる市場のボラティリティを反映しています。
デジタル資産運用会社21シェアーズのストラテジストは過剰なレバレッジが一掃され市場のポジションが極端な弱気(ロング対ショート比率がわずか1対9)に振れている現状は逆に「潜在的なショートスクイーズの舞台」が整ったことを示唆していると指摘しています。
しかし一部の専門家はビットコインが100日移動平均線を下回っていることや市場全体の時価総額が4兆ドルを下回っていることを弱気の兆候として挙げ市場が安定する前にさらに下落する可能性があるとも警告しています。
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